「シ・マムタ水守り論壇」

水惑星・地球、その青い球体の海洋に浮かぶ日本列島。
その国土を守る水、その水を守る人々。
連なる山紫水明の島々の四季。その風土に育った固有の伝統。
なかでも、水と稲を奉る年中行事の守り手である農民たち。
自然と生活のリンクする、そのリサイクル・システムを守る者たち。
自然としての国土、文化としての風土を育て守ってきたのは、伝統的な家族経営農家群。
わたしたち瑞穂のくにの歴史は、
自然と共に呼吸しながら、生業としての「農」を営む小規模零細農家によってつくられて来ている。
その自負と矜持と、そこからの展望をこれからも共有したい。

2010年08月12日(木)

医療民主主義考 [考察のフットプリント]

  医の往還道
 
 医学の専門化が進展し、分化するとともに、医療技術も高度化している。その恩恵に多くの人々が浴しているのも事実だ。

 しかし一方では、現代医療の抱えている諸問題は今後ますます深刻になってくるものと思われる。

 そもそも医療は人間の病気を治すのが目的である。病めるる人々を癒すという、人間の尊厳を至上とした癒しの思想が、一貫してその根底に脈々として流れていなければならない。

 少子高齢化現象の中で前代未聞の人口減少社会を不可避的に迎えている。それは経済の低成長と混迷に拍車がかかっている。その中で、分配の不平等、所得の格差を広げている。

 現代医学の果実としての近代医療を受け入れられる人たちと、その享受に預かるとのできない多くの人との間が次第に大きくなっている。

 このすきま風は深厚な現実を映し出し、実に非人間性的な寒々とした寒風が吹きすさんでいる。

 様々な福祉行政の光もまったく届かない暗黒に中に置かれている。

 平等に生きる権利は、踏みにじられている。

 現行の医療制度は、その基本から、今や緊急に解決しなくてはならないはずだ。

 基本的人権の公理に反するものにもう一つある。

 「病気を診て、人間を見ない」という感じを受けることだ。

 人間の病気が、病気の人間に変質することだ。

 「そこに病巣ありき」
 
 現代医療機器の先鋭化は素晴らしい。その先鋒は次々と謎を解き明かし、医術の画期的な進展に多大に貢献し続けている。

 素早く直感的に対処できる医師の能力も蓄積されつつあるだろう。

 ただ、ここで問題なのは、その医療技術の高度化、先鋭化に連れて、
人間という総合的存在へのソフトウエア的アプローチが、段々に希薄化しているのも、また動かしがたい事実だと思う。

 人間という人格形成に対する「医の態度」が強く問われるのである。

 総合化から分断化へのコースは近代化のコースでもあった。

 それが「往還」する「往」のコースとだすれば、

 だが、「断片」から「全体」へのコースは、「環」のコースだと思う。

 現代の医療環境の人間化・民主化は、この「環」を取り戻すことにある。

 この往還道こそ、暗黒から光明への、現代が置かれている深淵の泥沼を脱出する「狭き門」である。
 


Posted by ichikawa at 16時53分   パーマリンク

2010年07月18日(日)

勝利者なき選挙と政治の敗北 [時評ー宇久]

今回の参院の選挙に勝利者はいなかった。
そして、敗北者は日本の政治そのもであった。
それに加担したのは,多くのマスメディアで有り,政党エゴイズムであった。
政党政治の自滅が兆している。
政策論議に拠る政治の再生という新たな連帯の道をもっと真摯に謙虚に歩むしかないだろう。

Posted by ichikawa at 11時06分   パーマリンク

2010年07月06日(火)

醜悪な政党エゴ  [政局雑感  宇久]

 またぞろ、政治の世界には、一層に品格が消えている。
  
 わたしたちからみれば一種の隔離社会の出現である。

 マスメディアに囲まれた勝手な劇場的不毛地帯。

 いつも代わり映えのない人たちが、繰り返す誹謗中傷と誇大的発言。

 そこにいったい何があるというのだ。

 あるのは、政党という組織エゴイズムの泥沼だけだ。

 少なくても報道にふれる限りは,政権至上主義の症候群である。

なぜなのか。

 現実に展望がない。

 人間が歴史的に抱いてき、共有してきた展望の崩壊。

 今という時代が、激震し、物差しが通用しなくなった。

 心理的にも物理的にも、今を基点とする標準が狂ってしまった。

 個性無き没個性社会。多様性には独自な個の存続することが前提だ。

 個性が多彩に発現できるところに、次なる世界への航路がある。
 
 展望とは、そのような次元に、はじめて拓かれる。
 
 それはもちろんノスタルジアな全体主義ではない。

 現在の危機を象徴する分散と断片の乱立でもない。
 
 個我の乱立は、足の引っ張り合いで混迷を深めて終わるしかない。

 なのに、鼻につくのは、

 われのみ高し、われのみが正し、という悪臭紛々たる傲慢さだ。

 俗悪な政治は、ギリシャの時代から続いているが、今の政治家の醜悪

を極めた顔はもう結構だ。

 この世界に不可欠なのは、強力な制御棒としか言いようがない。


 



  

Posted by ichikawa at 16時23分   パーマリンク

2010年06月08日(火)

新たな山河へ [ichikawa]

 
これからも、山あり、渓あり、暗夜あり、月光あり。

そんななか、

 身軽に何処でも何時でも、

 湧き出るもの、ふと浮かぶもの、流れゆくもの、閃光を放つもの、

 そして時事と思想の入り江など、

 自分らしい感性と感受と創意、回想など、

 随意、任意に書き留める時間をできるだけ多くしたものである。


 ともあれ、より自分らしさへの近接が、わが終着駅にある課題だ。



Posted by ichikawa at 14時42分   パーマリンク

2010年04月23日(金)

新党ラッシュ [時評ー宇久]

 雨後の竹の子のように顔を出すが、立ち枯れしないか。

 選挙目当てに右往左往する、意味のない焦り行動が続出している。

 まるで異常気象を象徴するような政治の混迷に拍車がかかっている。


 いまの転換点に立った理念があるのでもない。

 政治のベクトルとしての政策も、これまでのことを拾い出した言い換えでしかない。

 何かが生まれるカオスの状況でもない。そんな強力なエネルギーも見られない。

 見えるのは、政権病症候群だけだ。

 それに、乗っかってはしゃぐマスメディア。

 溶解現象が巻き起こり、すべてが流動化して、透明度ゼロの現代が、蛇のようにのたうちまわっている。


 

画像(250x160)・拡大画像(500x321)

Posted by ichikawa at 19時01分   パーマリンク

2010年03月31日(水)

世間虚仮  [時評ー宇久]

 市場経済合理主義の崩壊とともに、効率至上主義はもうすでに過ぎ去っている。

 それらのもたらせた惨憺たる世情。倫理の喪失。

 
 人類にも、この青い星にも崩壊の危機が迫っている。

 そこから脱出する狭き門はどこにあるのか。


 人々は、政局のドラマに国家の目を眩まされてはならない。

 政治と市民を結ぶ架け橋は、すでに足場を失っているのに。

 バーチャルな映像のなかで演じられる幻想にすぎないのに。


 いつしか真実というものは見当たらなくなってしまった。

 まさに「政治の終わり」だ。

 では、そこから出直すべき「政治の始まり」はどうか。

 深い濃い霧で、先が見えない。

 経済的にも精神的にも不況の渦に巻き込まれ空転するばかりだ。

 マスメディアの質の低下も目に余る。
 
 特にNHKのテレビは、自身のコマーシャルにあふれ、これでもあか

式の映像は、民間放送よりひどい。経営陣の入れ替えでか、低俗で、以

前の公共放送の格調の高さは喪失し、低俗になってしまった。分かった

風な、映像電波に乗っかった、よりバーチャル次元でしかないのに、そ

の厚かましい無神経さが目について仕方ない。

 今日の党首討論の、国会中継には、野党党首の隣に腹を突き出して居

座り、睨み、ヤジる無品格な国会議員の姿があった。

 ともかく、愚にもつかないパプリック・サーバントに多額な国民の税

金が注がれっぱなしだ。 


 もともと「世間虚仮」ではあるが、近年、とみに正常さが消え、一般

的に平衡感覚は鈍ってしまった。

 何を再生させるべきか。

 何がこれから始まろうしているのか。

 そこには、失われし何十年かが横たわる。

 それが障碍となって展望が開けない。

 せめて「もっと政治は謙虚で、清貧たれ」と心底思う。


 

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Posted by ichikawa at 16時55分   パーマリンク

2010年01月19日(火)

無題 [ichikawa]





   ありがたや季節めぐれどわが庭に花を咲かせてくれし孫たち







Posted by ichikawa at 20時12分   パーマリンク

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